フェアトレードって何?

買い物を通じて国際協力

選挙の日が近づいてくると「投票しにいこう!」っという広告が目に付きますよね。それだけ選挙離れ、投票率の低さが問題とされていますが、ちょっと一言いいですか?

もしあなたの一円が、社会を変える一票だとしたら、何を買いますか?』 

コーヒーや紅茶、雑貨や衣料品など、私たちが日々買っている商品は、その多くがアジアやアフリカ、中南米などの途上国で作られています。これらはたくさんの労力をかけて、はるばる日本にやってきたはずなのに、驚くほど安く売られていませんか?私たちにとって、安いことは歓迎すべきことですが、もしのその安さが作り手の犠牲の上に成り立っているとしたら・・・。

あなたが口にする食べ物、いつも着ている服、仕事に欠かせない道具など。身のまわりのモノがどこから来たのか、ちょっとチェックしてみてください。予想以上に、海外から輸入されたモノが多いはずです。

どこで・誰が・どうやってつくったの?なぜこの値段なの?そんな疑問をもったことはありませんか?そんな買い物からはじまる国際協力。それがフェアトレードです。

フェアトレードが生まれた背景

フェアトレードラベル製品
フェアトレード商品

フェアトレードとは、不当な搾取をうけることを防ぎ、生産者の労働や自然環境を守るための持続可能な発展と貧困解消のために正当な対価で取引をする、公正な貿易のことです。

農産物を主な輸出品としている途上国は、相場の変動による過大なリスクを負い、さらに先進国の都合によって、不当に安い価格に抑えられたりしています。「自由貿易」と呼ばれる現在の貿易システムは、自由にモノが売り買いできる反面、先進国にとって有利になるように、価格が決められています。特に、バナナやコーヒー、カカオ(チョコレートの原料)などの一次産品は、先進国の「先物取引所」で、国際価格が決められています。国際価格の上下によって利益を得る人がいる一方、悪影響を受けるのはいつも生産者の人たちです。

途上国の生産者は自らの販路や市場の情報を持っていないことも多々あります。生産コストを大幅に下回っていても、相場を知らないと中間業者の言い値で売るしかありません。結果として、働いても働いても貧困から抜け出せず、子どもが働き手とみなされ、学校へ行くことができなくなります。学校で学ぶべきことが学べず、その時間を過酷な労働に割くことによって、将来得ることができた教養を実につけられず、身体を壊してしまい、その分を今度は自分の子どもに課してしまう悪循環に陥ってしまいます。

自由貿易は名ばかりで、「アンフェア」な貿易ではないか!っという声を受け、通常の国際市場価格よりも高めの価格で継続的な取引をし、生産者の自立を助ける運動としてヨーロッパからフェアトレードという取り組みが始まりました。

募金とは違う、新しいスタイル

最近では、スターバックスやドトールなどでフェアトレードコーヒーも見かけるようになり、エスニック系の衣類やバッグを扱うショップも街中で多く見かけるようになりました。フェアトレードのサッカーボールあります。

フェアトレードは、募金や寄付とは違い、買い物を通じて協力をしようというスタンスです。日々の買い物で、ほんの少し生産者に思いをはせることも、国際協力の“はじめの一歩”です。次は、フェアトレードの基準について整理してみましょう。

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